タントの特徴とは?

ハイクラスの軽ワゴンの代表的存在

TANTOキャプチャ画像
画像引用元:タント|トップページ【ダイハツ】

ダイハツのタントといえば、軽自動車におけるハイトワゴンのブームを作った有名な車種です。
発売日から大人気の車種として常に販売台数ランキングの上位に顔を出していましたが、残念ながらここ最近はホンダのN-BOXにわずかに及ばないという状況が続いています。

最大の特徴は何と言っても軽自動車離れした広い室内容量と、ファミリーカーとして十分に機能する高い基本性能です。

参考>>タント|ダイハツ

その象徴とも言えるのが「ミラクルオープンドア」で、前後の席の間に支柱をなくした非常に広い扉を実現しています。

車内空間と荷室の広さでは現行の軽自動車の中でもトップクラスとなっており、乗ってみたときの感覚が全く他の軽自動車とは異なっています。

ちなみに同じダイハツでタントを超える軽自動車をつくるということで「ウェイク」というモデルもあります。

数値的な室内容量ではウェイクの方がタントよりも上なのですが、特に後部座席の乗り心地や眺めということで比較をするとタントの方がかなりよいという意見が聞かれています。

流行したことによりかなりの車種が登場している軽ハイトワゴンですが、ただ闇雲に容量を大きくするというブームは折り返しを迎えており、より総合的に性能が優れている車種が選ばれる時代になってきたと言えるでしょう。

様々な用途に使用されているタント

とはいえタントの最大の強みはしの室内容量であるということは間違いありません。
タントは一般向け車両としても数多く出荷されていますが、その一方で介護用車両としても活躍をしています。

ミラクルオープンドアとともに後部ハッチが非常に大きく開くことから、車椅子を使用している人がそのまま乗り込むことができる車両として使用されています。

またハイトワゴンはそれまでも軽自動車と比較してかなり車のサイズ自体が大きいことから、視界が取りづらく全後方の確認がしづらいという問題もあったのですが、タントはそうした点にも対応した運転しやすい視界を確保しています。

タントの後部座席の乗り心地の良さというのもそこに関連しており、どの席からも広く外の景色が見える構造が居室空間の良さを実現しています。

排気量の少ない軽自動車では、大きな車体を持った車種が機動をする時にどうしても発進にもたつきが出てしまうのですが、それを「Dアシスト」というダイハツ独自の技術によって補っているというところも特徴です。

「スマートアシストⅢ」というステレオカメラを使った新世代の衝突回避支援システムも組み込まれています。

シートアレンジも自由に選べるようになっており、カスタムタイプでは用途に応じて内容やインテリアを選ぶことができます。