心を強く育てることができるようになる
子どもを何人持つかというのは、親にとって一つの悩みですが、兄弟がいることのメリットを考えてみるのは大事です。
子どもが一人だとかわいそうという理由もありますが、さみしいということの他に、兄弟がいることによって得られることも多いのです。
たとえば、兄弟がいることによって、精神力が強くなるというメリットがあります。
一人っ子だとどうしても甘やかされて育ってしまう傾向があり、自分の思い通りに事が進んでいくという考え方が身についてしまいます。
一方で、兄弟がいると、自分が欲しいと思っても兄弟と分けないといけないことも多いですし、兄弟げんかをして痛い思いをすることもあります。
こうした経験を通じて、人の痛みを覚えたり、人と一緒に過ごすとはどういうことなのかということを、自然と学んでいけるのです。
子供の成長に大きく関わることですので、見逃せないメリットと言えるでしょう。
一緒に遊んでくれる相手がいる
子どもは常に誰かと一緒にいて、遊んだりしゃべったりしたいと思っています。
一人で静かに遊ぶ子供も中にはいますが、まれなケースでしょう。
そのため、いつも誰か遊び相手が必要となります。
親が遊んであげるのも必要ですが、現実問題としていつでもそうできるわけではありません。
そこで、兄弟がいると、長い時間一緒に過ごすことができて、いつでも遊んだりしゃべったりできますので、毎日の生活が楽しくなるというメリットがあります。
年齢が近くても離れていても、それぞれの立場で兄弟同士楽しんでくれますので、親としても助かりますし、子ども同士ならではの遊びができてほほえましいものがあります。
我慢強い子に育ってくれる
一人っ子だと、どうしても我慢するということが少なくなります。
しかし、兄弟がいると、我慢する必要性を学ぶことになります。
まず、自分だけに親がかまってくれるわけではなく、兄弟にも親の関心が向くというのを見て、わがままになってはいけないということを自然と学んでいきます。
そして、ご飯やおやつを食べる時、おもちゃを使う時など、自分だけですべてを独占できるわけではなく、兄弟にもあげないといけないことも学びます。
こうして我慢強さを経験から学んでいき、社会に出た時にも、常識のある大人として評価されることにつながっていきます。
もちろん、こうしたことを学んでいく上では、親から叱られるなど、ちょっときついことも経験することになりますが、それもまた子どもの成長には欠かせないものと言えるでしょう。
このように、兄弟を持つことには子どもにとっても、親によってもメリットがありますので、家族計画を立てる時には十分参考にできるでしょう。