聞かない子どもの原因と解決方法

言うことを聞かない子供の心理状態とは

子ども
子育てをしてい非常に困るのが、子供が全く言うことを聞いてくれないとう状態になった場合です。
順調で全く苦労をしない子育ては存在しませんが、それをわかっていてもどうしても上手くいかないことを歯がゆく感じる瞬間というのはあるものです。

子供は善悪や分別を全く知らない状態で生まれてくるわけなので、そこに大人の価値観で「ああしなさい」「こうしなきゃダメ」と言ってもなかなかすぐに納得をしてもらうことはできません。

特に最初の壁となるのが2~3歳くらいに訪れる反抗期です。
子供の反抗期は時期を置いて何度かにわけて訪れるのが一般的ですが、このとき最も顕著なのが2~3歳くらいの第一次反抗期と、思春期に訪れる第二次反抗期です。

なぜ反抗期が起こるのかということについては今も研究されているところですが、主な原因として考えられているのは「自我の目覚め」です。

第一次反抗期に見られる自我の目覚めというのはそれまではただ自分の欲求を満たすためだけに行動してきた子供が、智慧が付いてきたことにより「自分」と「他人」の区別がつくようになってきたということが理由と考えられます。

「自分」と「他人」は違うのだということを自分で理解するために、他人である親からの指示に意味もなく逆らってみたりして自分の意思表示をしようとします。

ですのでまず子供が第一次反抗期らしき行動をとるようになったら、これは成長過程で通る道なんだなというちょっと引いた見方ができるようになってください。

じっと待ってあげることが反抗期への対策

反抗期に入った子供は、簡単には言うことを聞いてくれなくなります。
着替えや食事をやるように指示しても全く言うことを聞かなかったり、強く命令をするとなおさら反抗してやりたくないと言い出したりします。

一番よいのはそういう時に無理にその反抗を受け止めずに、それならそうと子供の思うような行動をさせてあげるということです。

着替えにしても食事にしても、反抗心こそいっちょまえにあったとしても結局子供一人でできることというのは限られていますので、最終的にはストレスがたまって助けを求めることになってしまいます。

本当に困って助けを求められたら「それみたことか」と責めるのではなく、黙って手伝ってあげるようにしましょう。

最もよくないのが反抗期を無理に上から言うことを聞かせるようにしたり、反対に子供を見放すようなことを言うということです。

ここ最近「うちの子は反抗期もなく一度も逆らったことがない」という意見を言う親の方も見られますが、これはその家庭では楽かもしれませんが子供の生育を考えた時非常に怖いことです。