ペットが子供に与える影響について

ペットを飼育することによる子供への心理面の影響

犬
空前のペットブームの現在においては、子供のいる家庭に何らかのペットがいるという環境も珍しくなくなりました。

ペットは大人にとっても家族の一員となるとても愛おしい存在ですが、一緒に暮らす子供にとっても心理面にとてもよい影響を与えてくれます。

ペットに触れてその温かみを感じることで得られる癒やし効果を「アニマルセラピー」と言ったりしますが、幼い頃からこうしたぬくもりに触れることは安心感を与え安定的な精神状態をもたらしてくれます。

アニマルセラピーで効果が高いとされているのは知能の高い哺乳動物で、犬や猫などの動物はまさにそれにピッタリです。

犬や猫を飼ったことがある人ならわかると思いますが、そうした動物はかなり頭が良く、長く暮らしているとまるで人間の言葉を理解しているのではないか思える態度を見せてくれたりします。

賢い犬や猫になってくると、人間が悲しそうにしていると慰めに来てくれたり、明らかに面白がっていたずらをしてきたりといったことをしてきます。

そうしたペットごとの個性があるということもまた人間にとっては楽しいことです。
子供のうちはまだ知っている言葉の数が少ないので、大人や他の子供とコミュニケーションをとるのに言葉だけでなく非言語的コニュニケーションを用います。

犬や猫と人間とのコミュニケーションはまさにそうした非言語的なものとなりますので、一緒に生活をすることで相手の態度や仕草から感情を読み取る力が培われます。

生死に触れることで命の尊さを知る

ペットを飼育している時に避けて通れないのがそのペットとの別れの瞬間です。

年齢による衰弱や不意の事故などにより、二度と戻ってこない別れを経験するということもあります。
そうした際に子供の心理面にかなり大きな衝撃を与えます。
中にはそうした子供への影響を考えてペットの死をひた隠しにしようとする親もいますが、教育ということで考えるとそれはあまりよいこととは言えません。

大切にしてきたペットの死に直面するということは、子供にとって大きな衝撃となります。
ですがそうであるからこそ、普段からきちんと世話をして後悔のないように一緒の時間を大切にしていくという気持ちを育てていくことができます。

家庭でペットを飼育するときには、できるだけ子供もお世話に参加をさせてあげてください。

ペットと生きるためのペット保険

犬にしろ猫にしろ、健康にペットとして暮らしていたとしても寿命は長くても10~20年ほどです。

その間には大きな病気をすることもありますし、怪我をしてしまうこともあります。
そういったことを考え、万が一の時のためにペット保険に加入し、備えておくことが大切です。
犬や猫などのペットには健康保険が適用されません。

そのため延命手術、治療を行うにはそれ相応のお金が必要になります。
例えば…犬のお散歩中の怪我の場合…。

お散歩中に段差から落ちた 28,000円
入院 2日間 23,000円
通院 1日間 5,000円
お散歩中に高い段差から落ちてしまい、念のため2日間の入院と1日の通院でレントゲン検査などを実施した。

上記の場合は、落ちただけで大きな怪我をしなかった場合なので、もし骨折をしてしまったらこれにプラスしてさらに費用がかかるので、万が一に備えておくといいでしょう。

最近は多頭飼育崩壊などペットに関する問題も多くなってきていますが、だからこそきちんと距離感を保ったペットとの良好な関係を築いていけるようにしたいところです。