子育て中のイライラの解決方法とは?

子育てをしていてどんな時にイライラを感じますか?

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子育てをしていて一番つらいと感じることは何ですか?というような質問を経験者に尋ねてみると、大抵の人が答えるのが「閉塞感」です。

自分の子供はもちろんかわいいし、パートナーや両親との関係も決して悪いというわけではないのに、狭い部屋の中で子供と二人きりの時間を何日も何日も過ごしていると、どうしても気持ちがイライラと穏やかさをなくしていってしまいます。

子供を生む前に十分に「子育ては大変だ」「うまくいかないことの方が多い」といったような情報を仕入れてきたつもりであっても、やはり実際にそれに直面した時に感じる無力感や閉塞感というのは未経験の内に想像をすることはできません。

特にここ近年では社会的なプレッシャーも強く、例えば外出先でちょっと子供が泣けば周囲から冷たい目で見られ、家の中で言うことをきかない子供にちょっと大きな声を出しただけで「もしかしたら虐待と通報されるかも」といった恐怖を感じます。

その上子供が大きくなってからの教育費や進学の問題、自分たちの老後のことなど色々と考えるとそんな不安に押しつぶされそうになってしまいます。

そうしたネガティブな気持ちが貯まった時に、子供が思うような行動をとってくれなかったり、自分の言うことに反抗するような態度をとったりすると、つい声を荒げたりイライラからものにあたりたくなってしまいます。

完璧にしようとするのではなく自分なりのペースを作る

子育て中のイライラが大きくなるのは、他に吐き出す場所がない場合です。
結婚の都合で住み慣れた地を引っ越したり、それまでやっていた仕事を辞めてキャリアが中断してしまった場合には、周囲に相談をすることができる相手がおらず孤独感ばかりが強くなってしまいます。

子育てでつらいのは自分がどんなに頑張ってもそれを社会的に認めてもらうことができず、反対に失敗をしたときに総攻撃にあってしまうという不安があることです。

そのため真面目な性格をしている人ほど、「こうでなくてはならない」という「ねばなら」の思想に凝り固まってしまいがちです。

しかし人の人生はそれぞれですし、生まれた時代によって正しい・間違っているの感覚も大きく変わってきます。

完璧を目指すのではなく、適度に手抜きをすることを覚えるということこそが子育て中のイライライを募らせない重要な方法となります。

またパートナーの協力も重要で、どんなに疲れていても必ず言葉を交わしたり、できればお互いを褒めるようなことを言い合うようにしたいところです。

そしてどうしてもイライラが止まらないというときは、思い切って子供を家族かもしくは託児施設などに預けて一人の時間を作るようにしましょう。